むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 老後2000万円必要なのは小学生でもわかる

    ネットを見ていたら、とても興味深いことを知りました。車のアイドリングストップ(停車中にエンジンも止まる仕組み)はバッテリーに悪影響とのことです。アイドリングストップは燃費が向上するということで信号停止中などにエンジンも自動的に止まるのはいいのですが、これからの季節、エアコンが切れたりするとアイドリングストップは辛いものがあります。しかしそれだけではなかったのです。なんと、バッテリーの寿命を短くするため、燃費向上で得した額よりバッテリーの交換にかかる値段のほうが高いということです!それなら、暑い夏場にエアコンが切れるのも我慢してアイドリングストップに耐える必要はありません。もう一つ気になることは、最近の車はダウンサイジング(排気量が小さくなっている)の代わりに馬力を落とさないようターボエンジンがついているものがい多いです。ターボエンジンは熱を持つため、アイドリングストップでエンジンが停止するとラジエターのファンも止まってエンジンには過大な熱負荷をかけます。車に長く乗りたいなら、こんな無理をしてはいけません。車をよく見るとアイドリングストップを解除するボタンがあります。早速解除しました(乗る度に解除しないといけません)。おかげで、渋滞中にエンジンが停まったりかかったりする不快もありません。燃費が多少悪くなってもトータルで得するならアイドリングストップは解除すべきです。

    エンジンも、ガソリン車からクリーンディーゼルやハイブリッドなど燃費の良いものがいろいろ出ています。しかし、通常のガソリン車に比べてディーゼルやハイブリッドは数十万高くなります。わたしたちが通常の運転(年に1万キロ以内程度)の運転では、燃費が向上して得する額よりディーゼルやハイブリッドで値段が高くなった分のほうが大きくなります。10年乗っても元を取りません。こんなことは算数の知識があれば計算できます。

    もう一つ、最近話題の老後の資金の話。2千万円は必要とのことでしたが、政府は慌ててそれをもみ消そうとしています。ツアーガイドが富士登山しようとしている客に弁当は各自持参してくださいと言ったところ、ツアー代金を払っているのに弁当持参だと?!と言われて慌てているようなものです。持ち家がないと仮定すると、家賃で毎月7万ほどはかかるでしょう(住んでいるところでかなり変わってきます)。これに食費が毎月3万とすれば7万+3万で10万ですから、10万x12ヶ月x30年(60歳から90歳まで)で3600万円となります。年金がいくらになるかは知りませんが、このくらいは最低必要と思っていないといけないのは小学生レベルの算数で分かります。

    白い紫陽花は花の王様だと思います。大好きです!