むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • ビタミンCで目を守る

    6月には夏至があります。日差しが一年で最も強烈な時期です。昼間に天気がいいと紫外線の量も半端ありません。紫外線といえば、日焼けの原因として嫌われていますが、もう一つ注意しないといけないのは目です。目に紫外線が入ると活性酸素ができて酸化されます。レンズが酸化すると白濁するため白内障になります。この時期は白内障予防に直射日光を避けるのが懸命です。有害な紫外線はガラスを通過しませんから、車の中は大丈夫です。また、サングラスでなくてもガラス製のメガネをかけていれば大丈夫です。しかし、最近はデザイン優先で小さめのメガネが多いですが、ガラス面積が小さいと周辺から紫外線が目に入ってくるためリスクになります。プラスチック製のレンズもUVカット機能がついているものもありますので、それは大丈夫です。

    この時期いくら気をつけても日差しが目に入るのは避けられません。特に、外の移動が多かったりスポーツをする場合は注意が必要です。目に入った紫外線からできる活性酸素を消去するにはビタミンCとEが必要です。目は透明性を保つため血管がありませんが、周辺の血管から栄養分だけは流れてくるため、高濃度にビタミンCとEをとっておけばきちんと目に行き届きます。私は毎日水素吸入で酸化防止をしますが、その際できる水素水で目を洗います。水素の力で目の活性酸素を消去するためです。

    緑内障は白内障と違って眼圧が上がる病気ですが、目の中を流れる房水という水分の流れがわるくなったものです。眼圧が上がるのは水の通り道が狭くなったか、房水の粘度が上がってどろどろしているために流れが悪くなったと考えられます。粘度が上がるのはストレスや酸化が関係していると考えられます(三石理論)。そこで、緑内障の場合もビタミンCとEをしっかりとっておく必要があります。また、酸化を避けるためタバコは吸わないこと、ブルーライト(スマホやテレビ)の長時間暴露を避けることは当然必要です。

    桜ノ馬場城彩苑