むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 心の問題と体の症状

    土曜日は午後から統合医療学会でした。私は県外の学会はほとんど参加できませんので県内で定期的に開催されるのは助かります。免疫療法のテーマでしたが、大変勉強になりました。最近はガンの免疫療法といえばオプジーボという免疫チェックポイント阻害剤が話題です。免疫の分野は日進月歩ですので、どんどん新しい知見があります。今後も期待大です。

    ところで、土曜日は平日に来院できない患者さんが大勢来られるので相当混雑します。そういう中、心療内科の新患で予約なしに来院されても残念ながら対応できない場合があります。皆さん困っているでしょうから一刻も早く観て差し上げたいのですが、土曜日は診療時間を来院患者さんの数で割ると一人あたりの診察時間は2−3分になります。そんな中で心療内科の新患ですと、急いでも15分か20分程かかります。血圧の患者さんにしたら10人分の時間がかかります。そう考えると、新患を受けられない場合があるのは、ご容赦いただきたいと思います。

    ただ、心療内科の中でも、気分が落ちて会社に行けないというようなうつ症状で来られる場合と、頭痛や動悸がきついという身体症状で来られる場合とあります。身体症状の方は、あまり心療内科的なアプローチをしなくても短時間の診療で治療可能ですので、内科として受け付けることもできます。どうしても心の問題が大きい場合は予め心療内科の予約をお願いします。