むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 次の地震に備えよう

    朝から日向灘沖で大きな地震がありましたね。熊本の南区で震度4、当院のある東区で震度3でした。南海トラフの予想震源地近くでの地震だったため、今後連鎖的に起こってくる地震に要注意です。気象庁はその心配はないと言っていますが、地震予測はうまく行った試しがありませんので、警戒するに越したことはありません。とりあえず今後しばらくは予備の食料の確保と、倒れやすい家具の固定など気をつけたいと思います。クリニックの場合、停電した際の電子カルテの問題や、医療機器の問題、避難所の住民の皆さんに対する医療提供体制などいろんな備えが必要となります。

    災害の際に役に立つのは鍼灸です。ハリは材料がいりますが、検査機器も電気も何もいりません。患者さんの多彩な訴えに答えることができます。4000年の歴史がありますから、効果に関しても間違いありません。国際的にも災害救助の際に国境なき医療団のようなチームに鍼灸部隊が協力しているそうです。残念ながら日本からは西洋医学のドクターしか参加していませんが、韓国などは国の組織として鍼灸師を海外の被災地に派遣しています。

    当院では、常に数千本のハリを準備しています。もちろん患者さんに毎日たくさん使うわけですが、必要以上に多めに備蓄しているのは、災害時の備えでもあります。ハリは、避難所生活での腰痛や肩こりに効くのはもちろんのこと、気が滅入るとか不眠、耳鳴り、めまい、風邪症状などあらゆる症状に使える手段なのです。