むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 時間泥棒

    ホリエモン(堀江貴文)の「多動力」という本を読みました。Kindle Unlimited(アマゾンキンドルのサービス)の人は無料で読めます。私もアマゾンキンドルで読んだので無料でしたが、お金を払ってもいい内容でした。言うまでもなく著者のホリエモンは多動症で、じっとしていられない性格です。楽しいこと、面白いことがあればすぐに飛びつきます。結果的にそれがビジネスにつながればよいし、つながらず損しても楽しんだらOKです。最近は北海道で民間ロケットを打ち上げようとして失敗続きでなにやってんだろうという気もしますが、本人は楽しんだものがちだと言うところでしょう。仕事で悩んでいる人は一度読んでみるといいと思います。

    一晩に行けるレストランは1件というのは単なる思い込みで、やろうとおもえば一晩に10軒のはしごでもできる、なんて言うのは私が韓国で実践したことそのものです。私たちの時間は限られているのですから、したいことをどんどんすればいいと思います。時間はとても大事なので、自分の時間を横取りしてくる人とは付き合わないこと、これはとても大切です。私たちが患者さんと話しをする時間は仕事そのものですから構わないのですが、製薬会社の人たちが用もないのに挨拶に来るのは迷惑以外の何物でもありません。結局自分の会社の薬を使ってくれと言って帰っていきます。何か役に立つ情報でも持ってきてくれれば会った甲斐があるのですが、殆どの場合、単なる時間泥棒です。

    もう一つ迷惑なのが、会社の上司が患者さんのことについて問い合わせてくることです。ストレスで仕事に行けなくなった患者さんが仕事に復帰できるかどうかなんて、私に聞かれてもわかるはずないです。やってみるしかありません。そもそも会社の超多忙な環境だったり有無を言わさず仕事を振ってくる上司が問題で体調が悪くなっているのですから、そこが改善しないのにうまく復職できるかなんて私に聞かれてもわかりません。そこを棚に上げておいて患者さんが復職可能かとか、復職に際しての注意点を教えてほしいとか聞きに来るのは単なる会社のパフォーマンスであり、実際に患者さんのことを思っているわけではない気がします。こういう人たちにつきあわされるのは私にとっては時間泥棒そのものです。

    ガンナム(江南)、ソウル