むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 肉食は体にいい

    ホンマでっかTVを見ていたら大事なことを言っていました。ヒトはアミノ酸(タンパク質)の一日必要量をとるために太古は狩りをして肉食していた。それをあるところから穀物で取ろうとし始めた。ところが、穀物に含まれるアミノ酸(タンパク質)はすくないため、たくさん食べないと十分量取れない。その結果、穀物はカロリーが高いため、太ってしまった。そこで、痩せたいのなら必要十分量の肉をたべて(穀物は取らず)寝ていればいい、とのこと。まさにそのとおりです。私たちの遺伝子にはアミノ酸の配列だけが書かれた設計図になっているため、遺伝情報を形にするにはアミノ酸が必要です。それが十分にないと体調を維持できないのです。

    時々、過食で困るという相談を受けます。そういう人には何を食べるのかを聞きますが、多くはお菓子やご飯です。このようにタンパク質の少ないものを食べ続けるのは食べても食べても体が必要な栄養が足りていないからだと考えられます。そこで、プロテイン(スポーツ選手が飲むやつ)を毎日2ー3杯飲むこと、ビタミン、ミネラルのサプリを十分量とること、過食したくなったら、まずチーズやゆで卵などのタンパク質を食べることなどを心がけると過食が抑制できるようです。おためしください。

    健診などで中性脂肪が高いと、肉をあまり食べすぎないように言われると思います。それは間違いではありませんが、もっと気をつけないといけないのは穀物(炭水化物)と果物です。炭水化物と果物は運動でカロリー消費しなかった場合、中性脂肪として体に蓄えられます。脂肪肝の原因にもなります。最近では健康にいい油(ココナッツ油、亜麻仁油、えごま油、オリーブ油、バター、魚の油など)は積極的にとったほうがいいと言われます。制限すべきは穀物(コメ、小麦)と甘い果物のほうです。

    と言いながら、韓国では定番のチヂミと冷麺を食べました。炭水化物ばっかり!