むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 日常にときめきを

    インフルエンザが警報レベルに達しました。特に熊本は全国的にも発生が多いみたいです。クリニック近くの小中学校は軒並み学級閉鎖になっています。一方、クリニックの患者さんでは感染性胃腸炎も急に増えてきました。冬場に下痢したり吐いたり急にお腹が痛くなる場合、たいていは感染性胃腸炎です。悪化すると水も受け付けなくなりますので、早めに受診されることをおすすめします。当院では胃腸炎の患者さんには漢方を処方しています。なぜなら、抜群によく効くからです。早い場合、1回飲んだだけで効果が実感できます。漢方が苦手な人のために、錠剤やカプセルもあります。

    夕方、NHKでちこちゃんの番組を見ていたら、興味深いことをいっていました。子供の頃長かった一日が大人になってあっという間に過ぎるのはなぜ?番組によると、時間の流れが早くなってくるのは20歳を過ぎてからだそうです。その差は・・・ときめきの量の違いだそうです。例としてあげていたのは夕食のシーン。子供は、「晩ごはんなに?やった、ハンバーグだ!うん、美味しい!おかわりある?やった、もう一ついただき!」みたいな感じで、一つ一つ感動とときめきを感じながら生きています。一方、大人になると「いただきます。・・・ごちそうさま」おわり。たぶん食事中も携帯を見ながらうわのそら。なにを食べたか、どんな味だったか覚えていない。知らないうちに一日が過ぎてしまっている。そして気がつくと一年が過ぎている。

    仕事が忙しいとあっという間に一日が過ぎます。私も、気がつくと1週間が過ぎ、1ヶ月が過ぎてしまいます。その中でいくつときめきがあるか。大人になったら自然とときめくということは少なくなります。一通りの人生経験が、あらゆることに慣れをもたらすからです。そこで、ときめきを意識的に作るには、「慣れないことにチャレンジすること」だとおもいます。まだ行ったことのないスーパーに行ってみるとか、いつも道の右側を歩いて通勤するとき、左側を歩いて見るとかだけでも新しい発見があります。ときめきのチャンスとなることでしょう。

    ソウル 明洞