むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ハッピークリスマス

    クリスマスですね。私がいつも聞いているアメリカのインターネットラジオは一日中クリスマスソングです。これまで1ヶ月間はポップス、ロック、カントリーなどあらゆるジャンルのクリスマスソングでしたが、今日はもっぱら聖なるクリスマスソングばかりです。アメリカではクリスマスは家族揃って祝います。お盆と正月が合わさったような一年で最も大切な日です。しかし、私が留学していたシュライナー熱傷センターの職員は宗教的理由でクリスマスは祝わないひとたちでした。先日アメリカのTVドラマを見ていたらユダヤ人もクリスマスを祝わないそうなので、白人の中にもいろんな人達がいるんだと驚きます。私たち日本人は宗教に関係なくクリスマスを祝いますね。

    アメリカは多民族国家なので、当然宗教は人それぞれです。そこで、クリスマスを祝おうが祝うまいがそれは個人の自由です。正月もそうです。1月1日にハッピィニューイヤーという人ばかりではありません。中国から来た留学生たちは旧暦の正月にお祝いしていました。多民族国家というのは面白いです。その多様性が国の原動力となっています。

    今後日本も外国人労働者を多数受け入れることになります。そこに日本の習慣や文化を押し付けてはいけません。みんなそれぞれの価値観があります。それを尊重して認め合わないと、真の国際化社会にはならないでしょう。医療の現場も大変な人不足です。介護施設を建てたのはいいけど介護士が集まらずに営業できないところがあります。これからはそういう現場は外国人の職場になることでしょう。まずは外国の文化を理解し尊重することから始まると思います。