むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 禁断の新米ーー旨すぎる!

    熊本で漢方をやっていた吉冨先生といえばご存知のかたも多いと思いますが、吉冨先生は2−3年前から高知県の山奥でお米とお茶の農家をしながらときどき町立病院で医者もやっているという生活をされています。この度、吉冨先生が作ったコメが届きました。もちろん新米です。渾身の作です。私は日頃糖質制限をしているのでご飯(お米)を自宅で食べることはないのですが、貴重な新米ですからありがたくいただきました。米を研ぐ時から濃厚なコメの香りがします。もしかしたら、天日干しかもしれません。

    炊きあがったらピカピカに輝くご飯でした。ひと口いただくとなんとも素晴らしい味わいです。ちょうどいいタイミングで、訪問診療先から手作りの高菜を頂いたので、高菜を添えて食べました。禁断の夕食です。あまりの美味しさに箸が止まりません。ご飯も3杯食べてお腹いっぱい。おかずは結局高菜がメインで後はどうでも良くなります。

    実は、こういう和食が病気の元です。美味しすぎて文句のつけようがないのですが、タンパク質が足りません。そして塩分と糖質(炭水化物)が過剰です。食べ終わるとぐったりして動きたくなくなります。先日、ちゃんと食べてちゃんと寝ているのに疲れが取れないと来院された患者さんに、炭水化物(ご飯やパンなど)を減らすように、そしておかずをもう一品増やすようにと指導しました。その人は1ヶ月も待たずに体調は回復しました。ご飯を主とした食事ではビタミンと蛋白の欠乏状態となります。あまりに美味しいお米だからこそ、バクバク食べずに上品に少し味わいたいものです。