むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 経営の難しさ

    昨日今日と2日間は外来の混雑もひと段落してゆっくり時間が流れています。最近は忙しくて患者さんともじっくりお話しできないことが多いですが、今日みたいに時間があると心にも余裕ができます。患者さんも、待合が座るところがないほど混んでいるといろいろ聞きたくても後に待っている人のことを考えて早々に切り上げていただいていることと思います。今しばらくは気候も良くベストシーズンですから、ゆっくりできそうです。

    今日は診療の後、医業経営者の心得を解くセミナーに参加しました。医業にかかわらず共通することだと思うのでご紹介します。伸びる会社とダメになる会社を見分ける3つのポイント。その1:社員が会社の悪口(愚痴)を言わない、その2:社長以外の社員も会社のビジョンを語ることができる、その3;人が自然と育つ仕組みがある、の3つです。その3は難しいのですが、方法を考えないといけません。その1は究極の雰囲気づくりです。みんなで一丸となって目標に向かって進めばいいのですが、簡単なことではありません。

    私がいつも気にしているのはその2のビジョンです。これは、組織がどっちの方向へ進もうとしているかをトップが示さないかぎり社員は迷ってしまいます。ビジョンというのは経営理念であり、全ての判断はその理念にあっているかどうかを考えれば自ずと決まってきます。当院に当てはめて考えれば、患者さんやそのご家族が健康で幸せを感じてもらえるために努力する、という1点だけです。これが経営理念の1番です。また、経営方針としては、患者さんの体と心のトータルケアを目指しています。その実現に向けて職員一同協力しあっていくことが大切だと思っています。