むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • AI(人工知能)は産業革命

    先日のNHK特集でAIについての番組があっていました。AIはかなり身近になっており、すでに新しい産業革命が始まっています。身近な例としては私の家にアレクサというAmazonのAIスピーカーがあります。話しかけると人工知能が言葉を理解して、レスポンスします。音楽やラジオをかけて、というのもいいし、今日は何の日、とか簡単な計算問題も解いてくれます。

    これまで、産業革命は蒸気機関とか自動車とかパソコンなど画期的発明から社会は大きく変革してきましたが、その度に労働生産性は上がって人々は豊かになってきたそうです。それが、インターネットの普及からAIの普及の過程(イマココ)には、労働者の仕事をロボットが取って代わり、賃金は上がらず、AIロボットを持てるものの収益は莫大に上がる一方、持たないものはどんどん貧乏になるという変化が起こり始めているそうです。

    我々医療の現場は人を相手にするサービスなのでAIロボットなんて関係ないだろう、と思うかもしれませんが、それは間違いです。診療報酬請求(レセプト)はまもなくオンライン請求が義務となり、そのチェックはAIがするといわれています。当然我々医療機関側のレセプト用のパソコン(レセコン)もAIになる日は近いと思います。そうすると、請求漏れや病名間違いではねられる心配は無くなります。また、毎日の売上管理などもすべてAIに変わることでしょう。「21世紀の夢のような世界」と思っていたような社会は数年先に現実となるのです。私たちはそれについていかなければ、失業し貧乏となりますが、ついていければリッチな生活がおくれます。油断できませんよ。