むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 痛風治療

    痛風発作で足などの関節を腫らして痛くて歩けないという患者さんは年中来院されます。突然痛みが襲うようですが、一度かかると何度も繰り返すようで、だんだんまた来そうだというのがわかるようです。当院は、どういうわけか毎日のようにそう言った患者さんが来院されます。痛風発作では、通常の痛み止めに使うロキソニンぐらいではなかなか治りません。治療には工夫が必要です。今日は、そういった痛風治療の勉強会があり、参加してきました。

    3時間にも渡る長い講演でしたが、基本的なところは通常私が実践している通りでした。これを確認できただけでも参加した会がありました。面白いもので医学の中にも流行りがあり、一時期は血圧関連、最近は糖尿病関連がホットです。なぜかというと、新しい治療法が開発されて新薬が出ることでそれを製薬会社が大々的にアピールするからです。一方、痛風のようなテーマは滅多に講演会がありませんから、貴重な勉強の機会でした。

    ご存知のように痛風は尿酸が上がると起こります。尿酸は以前は肉などの食べ過ぎ、つまり贅沢病と言われていました。それは正しいのですが、もっと関連するのはお酒です。ビールのプリン体が悪者にされています。それも正しいのですが、プリン体が入っていない日本酒や焼酎などどんなアルコールでも尿酸は上がります。飲み過ぎには注意しましょう。