むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 私のお仕事

    9月の半ばくらいから患者さんの数が急増しています。この9月は連休が多く、その影響で営業日が少ないために、混み合っているのかと思いましたがわかりません。とにかく毎日が忙しく、患者さんのみなさんにもいつも以上に長い待ち時間となりご迷惑をおかけしています。出来るだけ簡潔に的確な診察をしたいと思っていますが、新患も多いためどうしても時間がかかってしまいます。

    新患は実際何の疾患かもわからないところからスタートし、必要な検査をしたり病態に仮説を立てて治療方針を考えます。初回はだいたいここまでです。2回目の診察では、採血などの結果をみて最初の治療方針が正しかったか検証します。ここで難しいのは、治療の結果何種類か出した薬のうちどの薬がどのくらい効果を発揮したのか、あるいは効かなかったと考える薬は違う薬に変えたほうがいいのか、それとも量を増やしたほうがいいのか、患者さんとの会話の中から瞬時に判断します。非常に難しい判断ですが、ここで方向性を間違うと、最初に考えた病態の仮説が正しかったかどうかがわからなくなってしまいます。

    3回、4回と診察を重ねるに従って、仮説が正しかったのか、治療方針は間違っていないか、選んだ薬とその量は適切だったかということもだんだんはっきりして来ます。そこで患者さんにもお願いしたいのは、私に遠慮しないで効いているのか効いていないのか正確に伝えて欲しいということです。