むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • スロージョギング

    このところジョギングしている人をよく見かけます。先週くらいまでは暑すぎてランニングなんて考えられない世界でしたが、今日あたり涼しくて走るにはいい季節になってきました。あの死ぬほど暑かった時期にも走っている人を見かけましたが、あの人たちはマニアックで健康よりもランの記録達成を優先している人たちです。普通の人が真似してはいけません。

    逆に、記録狙いとはとても思えない、歩くようなスピードでジョギングしている人も見かけます。実際、フルマラソンは最初から最後まで早歩きで通せばそこそこの時間でゴールできます。練習不足で走って膝などを故障して、ヨタヨタしながら歩いてゴールする方がよほど遅くなります。では、歩くようなスピードで走るのはどうでしょうか?実は、これはとても健康にいいと言われています。スロージョギングと言います。

    スロージョギングは歩くより全身運動です。そして、かかとから着地した時に体重の数倍のGがかかることから骨に刺激になり、骨が丈夫になります。心拍数も歩くよりは上がりますから、心肺機能が向上します。そして何より、ゆっくり走るのはさして疲れないため、案外距離を走れることです。スピードを出すと、初心者なら1キロも走れませんが、のんびり歩くようなスピードのスロージョギングはおすすめです。もちろん疲れたら歩いて、回復したらまた走って、のインターバルを繰り返して「疲れず」「楽しく」「どこまでも」がスロージョギングの楽しみ方です。私も、日曜日の昼に小雨の降る中10キロほどスロージョギング+ウォーキングをしました。