むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 高校野球と相撲

    暑い日が続きますね。この数日の猛暑にくらべれば、週末は若干温度が低かったようですが、それでもやっぱり36度くらいはありました。昼間は活動が制限されてしまいます。この暑いなか高校野球なんて、無茶はしない方がいいと思います。こういうのは、伝統にこだわらず、臨機応変に変えるべきだとおもいます。自然の変化にうまく対応できず従来の方法に頑なにこだわった生物は滅んでしまいます。大昔の人類は季節の変化に応じて住む場所を変えて行きました。別に遊牧民族という訳ではないでしょうが、安全でかつ豊かな土地へと移動したわけです。弥生時代以降の日本は農耕文化のおかげで豊かになりましたが、移動する事をやめてしまいました。いわゆる土着です。

    住む土地に愛着を持つのは悪い事ではないのですが、今回の西日本豪雨災害や、先だっての東北大震災の津波被害のようなことが起こると、本来なら危険を経験した結果、そう言う場所には住まないようにするのが知恵だと思います。しかし、日本人は、どうしてもまた同じ場所に復興してしまいがちです。熊本でも危ないとわかっていながら益城へ向かって4車線の復興道路を計画しています。災害は繰り返すと肝に命じて大災害のあった場所に住むのは避けるべきだと思います。

    高校野球や相撲を見ていると、みんな地元愛が強いんだなーと思います。あまりの土着文化に違和感すら感じてしまいます。私も熊本市内に開業しましたからこの先20年は間違いなくこの同じ場所で暮らしていく覚悟だし、地域のコミュニティーには愛着があります。しかし、相撲や高校野球のように、熊本頑張れーとまでは思いません。別にどこのだれでも良いです。才能ある人が最高に活躍して楽しませてくれれば、地元出身とかは関係ないと思っています。地元代表で日本一を目指すのではなく、日本代表として世界を舞台に活躍することを目指して欲しいと思います。

    夕立前の入道雲