むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ビタミンCの取り方

    日曜朝からTBS系列でやっている「ゲンキの時間」という健康番組があります。今週はビタミンCの話題でした。ご覧になりましたか?ビタミンCは日焼けにいいと言われていますが、それだけではありません。体の酸化(老化)を抑えてくれるのです。番組では1日1000mgの摂取を推奨すると言っていました。また、一食でたくさん取るより3食に均等に分けて300mgずつとったほうがいいと言っていました。その根拠として、デスクワークや散歩などいろんな活動をすることで血液中のビタミンCはどんどん消費されるそうです。減った分を補うという意味で3食に分けて取るという方法を推奨するということです。しかし、レモンで1000mgのビタミンCを取るのは難しいし、レモンはポストハーベストという防カビ剤の心配があります。みかんやイチゴでは糖度が高すぎて糖尿が心配です。やはりサプリが一番安全だと思います。

    ビタミンCは水溶性ビタミンなので取りすぎた分は尿中に排泄されてしまいます。最近は、そのようなビタミンCの性質を改良して、すぐには尿中へ抜けない仕組みのビタミンCがあります。徐放型とか脂溶性に化学修飾したものです。しかし、一番コスト的にもいいのは、通常のビタミンCをこまめに取ることです。私の場合は朝昼夕の3回に分けて1000mgずつとっていますから、合計は3000mgです。通常市販のビタミンCは1カプセルで330から500mgのものがおおいとおもわれます。そこで、1日6個から9個くらいのカプセルを飲む必要があるのです。その際、一気に飲まずに1時間に一粒という感じで取るのが理想的なようです。

    また、ビタミンCを増強するのがビタミンEです。ビタミンCが酸化されるとビタミンEがリサイクルしてくれます。ビタミンCを取るときはビタミンEも取るようにするといいでしょう。