むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 不整脈を感じたら

    桜が満開です。毎日当院向かいの公園では花見の人で溢れています。とても過ごしやすく、いい季節ですが、季節の変わり目ですから体調は変化しやすい時期です。当院は循環器内科も標榜しているので、不整脈(動悸)の患者さんがたくさん来られます。この季節は特に多い気がします。不整脈(動悸)を感じたら、その不整脈がどんなリズムだったかをしっかり観察して下さい。リズムに不整があるのか速さはどのくらいか、何分くらい続いたのか、何をしていて始まったのか、できるだけ細かく観察して下さい。来院して診察する際には動悸が収まっていることが多いため、実際に起ったときの状況が詳しいほど診断に近づきます。

    多いのは数拍に1度脈が飛ぶというものです。また、トットットッと5-10回くらい早く打つという場合もあります。脈がバラバラに乱れて救急車を呼ぼうかと思うような不整脈もあります。そういう描写をしていただけたら非常に助かります。一方、そのような不整脈の検査で24時間(ホルター)心電図というものがあります。ホルターは不整脈がほぼ毎日おこるような状況であれば、検査したほうがいいと思います。検査したときに安静にしていては、何も起こりませんので、ストレスや運動やお酒などできるだけいつもの通り生活して下さい。

    この度、当院ではホルター心電図の記録計と解析ソフトを購入いたしました。これまでは医師会検査センターに頼んで検査の機械を借りたりしていたのですが、これではすぐに検査できませんでした。これからは、不整脈の出やすいタイミングを逃すことなく直ぐに検査できるし、検査結果もすぐに出るようになりました。