むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 小児と漢方

    当院では小児科は標榜していませんが、小学生以上なら診察しています。しかし、小児というのは小さい大人ではなく、小児科という専門性を持った領域です。奥が深い学問です。当院で対応しているのは、漢方薬が飲める人が原則です。小児の場合、苦くて飲めないとか、粉薬は無理とかいろいろな理由で難しいことが多いです。しかし、小児だからこそ副作用の少ない漢方で治療したいものです。

    当院に来る小児の患者さんの多くは普通の小児科では治療が難しかったような例です。朝から起きられない、慢性の頭痛、吐き気、腹痛、下痢などです。特に学校に行く前に症状が出て、結果的には遅刻したり欠席することが多いようです。

    このような子供の患者さんの場合、多くは学校のストレスなどからおなかの症状や朝起きられない症状などがでます。そこで、通常の胃薬などではなかなか改善しないのです。そういう中でわたしは漢方を使いながら心と身体全体にアプローチするのですが、漢方が飲めないお子さんにはどうすることも出来ません。いわば、漢方小児科です。ご理解のほどよろしくお願いします。