むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 安全ブレーキの話2

    昨日続き、安全ブレーキの話です。各社こぞって安全ブレーキなど運転サポート関連の開発にしのぎを削っています。レーダーやカメラの性能はどんどんあがっていきます。一方、レーダーなどが察知した危険をどのように処理するかが問題です。あまりたいしたことない状況で自動ブレーキがかかっては困るし、肝心なときにはぶつからずに止まってほしい。そのアルゴリズムのプログラミングはとても難しいと思います。

    最近は、プログラミングを人工知能に任せる手法が進んでいると聞きました。センサーから入ってくる情報と、人(ベテラン運転手)がそれを察知してどのようにハンドルを切るのか、ブレーキを踏むのかと言う膨大なデータ(ビッグデータ)を蓄積して、最も人が取るであろう危険回避行動を人工知能に判断させるというもの。最近は、プログラミングもこのような人工知能によりずいぶん変わりました。

    しかし、自動ブレーキが作動したとして、きちんと止まるかどうかは車の性能にかかっています。どれだけ良いブレーキがついているか、いいタイヤをはいているかが大事です。そう考えると、病院や会社も同じです。危険を察知しても、回避行動が取れるかどうかは別の問題です。院内(社内)でのなんでも話し合える状況がないと、誰かが危険を察知しても放置されることになりかねません。

    数日前に似た写真をだしましたが、今日のはiphone8で撮影。仕上がりが全然違います。前に撮ったのはiPodでした。カメラ性能はiPhone5Sクラスです。進歩に驚きました。参考までにiPodでとった写真を再掲します。