むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 日赤は大忙し

    日曜日にクリニックの近くの熊本赤十字病院へ行って来ました。当院で見ている患者さんで精密検査や入院が必要な場合、日赤にはいつもお世話になっています。最近、当院で訪問診療している方が急に体調を悪くして日赤に入院されたので、様子を見に行ってきました。訪問診療は原則24時間対応ですが、現実にはクリニックにも患者さんがいますので、診察時間中の急な往診には対応できないことがほとんどです。そういう時、日赤が近くにあるので、本当に助かります。ちまたではインフルエンザも多く、日赤の救急外来はごった返していました。それだけでなく、救急車もどんどん入ってきます。忙しそうだなーと思ってみていたら、屋上からはドクターヘリが飛び立ちました。私も以前、国立病院(熊本医療センター)で救急をしていました。一晩に救急車が40台入ったこともあり、救急の第一線がどんなに過酷かは身をもって体験しています。

    日赤が超多忙になっている理由の一つに、熊本市民病院の救急が止まっていることがあげられます。市民病院は震災で病院機能が大きく制限されています。今度自衛隊の東側に新築移転が決まりました。これが完成して、急患の受け入れを再開するまで、日赤の負担はつづくとおもわれます。

    そうした中、私達も何か日赤の負担を軽くする事を考えないといけないと思います。通常の風邪は、日赤ではなく休日当番医を利用すること。夜間の発熱も慌てず朝から近くのクリニックを受診する。などです。日赤には心筋梗塞、脳卒中、交通事故(重症)などの対応に専念してもらいたいので、風邪などの軽症での受診は控えたいところです。その分私達近隣のクリニックが頑張りたいと思います。