むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 自分で色々実験する

    先日から書いているように、私は冬場になると乾燥肌が痒くなって困っていました。以前から漢方入浴剤を色々作っては試し、自分のかゆみがとれるレシピを考えました。その入浴剤は、肌もすべすべになるし、アロマ効果もあるので、とても気に入っています。当院向かいの凌雲堂薬局にて販売しています。冬のこの寒い時期にぜひおためしください。私は毎日何十人という風邪の患者さんを診察しますがそうそう伝染りません。そうはいえ、軽い風邪は年に1-2回引きます。その時は、私にとって格好の実験のチャンスです。私はちょうどこの数日少し風邪気味だったので、この際に試したかったビタミンCによる風邪治療をはじめました。朝食の前後で1gずつ、昼食の前後でも1gずつそして夕食後と寝る前に1gずつ、合計6000mgのビタミンCをとりました。

    通常のビタミンCの用量は1日1000mg程度ですからその6倍をとった計算ですが、物の本によると、風邪のときはビタミンCの消費が進み、その需要量も10倍位になるそうです。その通りなら1日10-20gのビタミンC摂取もありということです。できればそこまで試してみたいと思っています。また、漢方は、板藍根と霊芝を飲んでいます。今回は葛根湯とかそんなありきたりの漢方は使わずにどこまで治療できるかを試しています。

    ところでインフルエンザが猛威を奮っています。なかにはタミフルを予防的に使いたいという希望があります。タミフルはインフルエンザ患者さんとの接触が濃厚で予防投与のメリットがある場合に使用することが認められています。当院でもそのような希望の場合処方していますが、予防投与は保険が効きませんので、全額自費となります。