むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 多職種連携会議

    熊本市東区の医療福祉関係の多職種連携の会に参加しました。東区だけでも本当にたくさんの医療介護関係の施設があります。いつも前を通って看板だけは知っているところとかありますが、何をしているのか、そこでどんなサービスが受けられるのか、そのサービスを受けるにはどんな条件があるのか、興味は尽きません。そして、そういった施設の責任者達が一斉に集まって自己紹介をしたり、フリートーク、質問の時間などがあり、とても充実した会になりました。

    例えば訪問看護や訪問リハなどのサービスは、私たちクリニックから指示書という書類を書いて初めて受けることができます。しかし、見たことも聞いたこともない訪問看護ステーションなどから手紙一枚で患者さんの指示書を書いてくれと言われてもそう気軽にかけるものでもありません。そこで、今回のような連携の会でお互いの顔を知り、人となりを理解した上で指示書を書いてほしいと言われれば、こちらの気持ちもだいぶ違います。業務がスムーズに運びます。

    また、例えば高齢の患者さんが老老介護をしていて、夫婦のどちらかが入院となった際に残った配偶者を一時的に預かってくれる施設は誰に相談したらいいかとか、そういう実務的な悩みは毎日つきません。介護福祉系のサービスはあるのですが、仕組みが難しくて私達でも良くわからないことばかりです。そこで、知らないと言っては患者さんに不利益になるので、やはり誰に相談したらいいかだけでも知っていることが大切だと思います。