むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • あれから1年

    やはり今日はこのことを書いておこうかと思います。

    熊本地震からちょうど1年経ちました。大変でしたが、なんとかみんな頑張って今の生活を維持していることと思います。考えて見ると、ほとんど大した備えもしていなかったのに、よくみんな無事生き延びました。やはり助け合いの精神が一番大事じゃないかと思います。人はそれぞれ得意なことがあり、料理が得意だったり、大工作業が得意だったり、介護が得意だったり、いろいろあります。いざという時、商売抜きに困った人たちのために何かをしてあげられるのは私たちの喜びではないかと思います。そこに、ボランティアとか、そういう言葉をわざわざ使う必要ないと思います。

    次は南海トラフ地震がくると予想されていますが、備えるべきは食料とか、懐中電灯とか、それだけではないと思います。いざという時に助け合える近所づきあいが大事じゃないかと思います。人脈こそが命の綱です。熊本地震では、自宅の敷地内の水道管が破損して、近所は水道が復旧したにもかかわらず自分のところは水が出なかったのですが、水道局に電話しても、自宅敷地内は水道局の管轄ではないようで、どうしたものかと困っていました。そういう中、知人の紹介で水道工事業者さんと連絡が取れ、壊れた部分を直してもらうことができてとても助かりました。困った時に助け合える知り合いこそが大事だと痛感しました。しかし、人から何かしてもらうことばかりを期待してはいけません。日頃から人のために精一杯何かをしてあげて初めて自分の困った時に助けてくれる人が現れるのです。