むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 家庭血圧の測り方

    血圧管理は家庭血圧を重視します。病院で測ると緊張していつもの状態でないため変な血圧になることが多いので、家庭で測って手帳に記録してもらうことをおすすめします。薬の調整も血圧手帳のデータをもとに考えます。

    家庭で血圧を測る時は、いくつか注意していただきたいことがあります。まず測定時間ですが、朝起きてトイレを済ませたあと、朝食や朝の薬を飲む前に測ります。2−3回測り直したら全部記録してもらったらいいのですが、最初に変に高い値が出た時は測り直した値を記録してもらっても構いません。

    もう一度測るなら寝る前がいいのですが、お酒を飲んだりお風呂あがりすぐだと少し低い値になります。

    血圧計は上腕で測るタイプがおすすめですが、手首タイプでもきちんとつかえば問題ありません。手首タイプの血圧計で問題になるのは、測定時の手首の高さです。肘を曲げて手首を心臓の高さにします。上腕で測るタイプだと、自然と上腕が心臓の高さになるのでいいのですが、きちんと姿勢良く座って測ったほうがいいと思います。姿勢によってはデータがばらつきます。また、測る腕は右でも左でも構いませんが、人によっては左右差がありますから、いつも同じ腕で測ったほうが日々の変化がわかりやすいと思います。