むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 肌のお手入れ

    冬場は乾燥肌で痒くなる人も多いことと思います。今日は乾燥肌のお手入れについて書こうかと思います。

    みなさん、想像してください。大切な革製のバッグを雨に濡らした時どうしますか。もちろんすぐに拭き取るでしょう。そして、できればお手入れ用のクリームやオイルで磨きます。濡れたままというのはよくありません。そんなの当たり前じゃん、と思うでしょう。

    では、みなさんの大切なお肌の手入れはどうしていますか?濡らしっぱなしなんてしないよ、と思うかもしれませんが、そうでしょうか?例えば、肌用のミスト。霧状の水分を顔に当てる。その時はしっとりしますが、乾燥する時には肌の水分も失われてカピカピになります。あれは肌に良くないと思います。化粧水はどうですか?お風呂上がりにたっぷり化粧水を塗る。これはいいのですが、これで終わっては元も子もありません。皮のカバンを雨に濡らしたままほったらかすのと何ら変わりないからです。化粧水の後には乳液を塗る。これで少し油分が入ります。乳液とは油と水を乳化させたものだからです。仕上げはきちんと油性クリームを使った方が肌にいいです。例えば市販のヒルドイドという保湿剤があります。ヒルドイドには水溶性のローションと、油性クリーム、軟膏など色々な種類があります。できるだけ油性の方が肌の手入れには適しています。

    もちろん石鹸でゴシゴシとこするのもよくありません。肌の油成分(皮脂)を洗い流してしまうからです。ほとんどの汚れはお風呂のお湯で落ちるので、石鹸でゴシゴシは避けた方がいいのです。ゴシゴシする人は多分、中学高校時代のニキビ肌の手入れの癖が大人になっても残っているのだろうと思います。

    どうですか?自分の肌と革製のバッグとどちらを大切にしていましたか?