むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 治癒証明

    インフルエンザの季節です。最近は、治癒証明を書いて欲しいという依頼があります。しかし、治癒証明をするのは結構難しいのです。なぜかというと、インフルエンザだと判定する検査キットはあるのですが、治ったということを診断するキットはないからです。もし、通常の判定キットで治ったかどうかを見た場合、タミフルなどを飲んでいるとウイルス量は少ないですから陰性に出ます。しかし、治っているわけではないので、治癒しているとは言えないのです。

    そういう場合、熱が下がったか、全身状態は改善したかどうかで判定します。すると、中には咳だけが続いているとか鼻水だけは続いているかいう場合があります。それを治癒と言っていいのかどうか判定に迷うのです。

    学校の規則では解熱後2日か最低5日の出校停止ですが、会社員の場合そんなに休んでもいられませんからどの時点で治癒したと判断するのはかなり難しいのです。