むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 処方箋は医師の作品だ(という気持ち)

    昨日テレビを見ていたら毎年正月恒例の「はじめてのおつかい」が放送されていました。ご覧になった方も多いと思います。今回は、「しょげないでよbaby」というBBクイーンズの歌が高樹沙耶の作詞だったことから放送されないのではないかという噂でした。私が見た場面では、そのBGMは使われていなかったので、全編を通して使われなかったのだろう思ったら、ちゃんと使われたそうです。よかったです。やはりあの番組にはこの歌がセットで感動を呼びますよね。

    あまりに規則だからとか、放送した後に抗議の電話があるのが怖いとか、そういうことばかりで動くと番組はどんどんくだらなくなります。多少の批判、批評は受けるつもりで自分の価値観を信じて良いと思うものを作品として作り上げてもらいたいものです。最近のテレビ番組は作品というほどのものが少ないです。

    ネット社会の現代では、電波垂れ流しのテレビというのは時代遅れでやはりネット配信のオンディマンド型のもの(YouTubeのような)こそニーズがあるわけですが、これら動画配信番組だと、見た人の評価が出ますから価値なしのものは誰にも相手にしてもらえません。視聴できる番組は星の数ほどあり、くだらない番組はあっという間に葬り去られるわけです。例えば、何かとても面白いことや重大な発表がもうすぐある、みたいな番組予告をしておきながら、番組の最後まで何もなく、ついに最後の最後で超くだらない終わり方をするバラエティー番組など、最近結構目にしますが、内容を伴わないうわべだけの作品というものは価値なしです。

    自分の仕事も一つ一つ価値あるものになるよう考えます、惰性でいくのが一番いけないと思っています。惰性というのは、例えていえば先月処方した薬が今月も同じで良いかどうかはかなりよーく考えないとわからないということです。私は結構頻繁に処方をアレンジします。なぜなら、今日のAさんは先月のAさんと同じではないからです。